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10月, 2017の投稿を表示しています

ROL決算(2017-3Q)

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少し前になりますが、ROLが第三四半期の10/25日決算発表をしました。2つのハリケーン(ハービー、イルマ)によって複数の地域で 施設の閉鎖、休業、また洪水の被害により収益に影響があったとのことです。 売上は$450.442 M(コンセンサス$449.92 M)、前期から+6.2%。 EPSは0.24$(コンセンサスから0.25$)で、0.01$下回り、前期から+4.3%でした。 これを受けて株価は$43.44と-9%下落しました。 そもそもPEが50程度まで上昇しており、1年間の株価上昇率も60%以上となっていたためバリュエーション的には割安とは言い難いです。(じゃあなんで買ったのか) 今後への影響ですが、テキサスやフロリダの殆どの地域で現在は通常に営業がさいかいしており顧客の状況に応じてサービスを再開しているようです。また、ハリケーン後の洪水により害虫の発生率も高くなる傾向があるとのことで逆にビジネスチャンスも広がる可能性があるとのことで、そこまで影響が長引くことはなさそうです。 ROLLINS, INC. REPORTS THIRD QUARTER AND NINE MONTHS 2017 FINANCIAL RESULTS

オプション取引の基本-(2) オプションの価格(プレミアム)

オプション取引シリーズ の続きです。 オプションとは「 株式や商品などの原資産もしくは指数について一定の期間までに定められた価格で 売買する権利」 でした。 ではオプションの価格はどのように決まるのでしょうか? オプション価格(プレミアム)=本質的価値+時間的価値 ざっくりいってしまうと、オプションの価値は「現時点で権利を行使した場合に得られる価値(原資産自体の権利行使価格と市場価格の差)」と、「満期日までの時間的猶予(x満期日までに利益になる確率)」にわけられます。前者を 本質的価値(intrinsic value) 、後者を 時間的価値(time value) といいます。 本質的価値 権利行使価格と市場価格の差です。権利行使価格が80ドル、市場価格が100ドルの場合本質的価値は100-80=20ドルというふうになります。市場価格が80ドル以下になると、本質的価値は0になります、当然ですが本質的価値の最低値は0です。また、満期日にはオプション価格は本質的価値のみになります。 本質的価値の状態 権利行使価格は市場価格より高いか同じか安いかいずれかになりますが、それぞれの状態について下記のような呼び方がされます。 ITM - In the money(イン・ザ・マネー) 本質的価値が存在する(0より大きくなる)状態を指します。 コール --- 権利行使価格 < 市場価格 (原資産を買えば利益がでる) プット --- 権利行使価格 > 市場価格 (原資産を売れば利益がでる) ATM - At the money(アット・ザ・マネー) 本質的価値が0の状態です。つまり権利行使価格と市場価格が同じ状態です。 OTM - Out of the money(アウト・オブ・ザ・マネー) 本質的価値が存在しない状態です。 コール --- 権利行使価格 > 市場価格 (原資産を買っても利益がでない) コール --- 権利行使価格 > 市場価格 (原資産を売っても利益がでない)

貸仮想通貨が一番調子いい。。。(年利35%で運用中)

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中国株が下がり始めてきてちょっと調子が萎えてきました。 そんな中、いま一番パフォーマンスがよいのは貸仮想通貨で年利ベースで35%で運用できています。貸仮想通貨といいつつBitfinexで一番金利が高いのはfiatのUSDです(仮想通貨ではない)。 coinlend  というレンディングボットサービスを利用しています。しばらく使ってみての感想なのですが、金利動向はBitcoinの価格変動に大きく依存しているように思います。10月中旬からBitCoinが急上昇したタイミングでUSDの貸株金利も大きく上昇しました。このタイミングで信用取引でBitCoinを買うためにUSD 借りる人が増えたのでしょうか。それまでは徐々に金利が下がっていたのですが一気に年利100%を超えました。 Bitfinexでのレンディングのリスクですが、借り手はもちろん一定の証拠金が求められており、一義的には借り手のロスカットにより資金は保全されるようです。また、ロスカットが間に合わない場合はBitfinexの資金から一定額までは保障されるようですが、それでも賄えないくらいの急落があった場合は貸し手にも被害が及ぶようです。なかなか怖いですね。。。高金利の裏側にはそうしたリスクがあるのでまあ、なくなってもいいレベルで運用するのが得策ですね。 What are the risks associated with offering funding? https://support.bitfinex.com/hc/en-us/articles/213918969-What-are-the-risks-associated-with-offering-funding-

オプション取引の基本-(1) 概要

オプションとVIXについて調べ始めると言ってから少し時間が立ってしまいました。 オプション取引とVIX(恐怖指数)の勉強 オプションについては用語や概念が難しいため自分の備忘も兼ねてまとめていきます。 オプション取引の基本 オプション取引の概要 オプションとはデリバティブの一種で、株式や商品などの原資産もしくは指数について一定の期間までに定められた価格で 売買する権利 のことを指します。一定の期間までにということで、将来のある時点に現在取り決めた価格で売買をおこなう先物取引と同じような印象がありますが、オプションはあくまで売買する権利であるのでその権利を放棄するというケースもあります。 取引市場について 日本にいるとあまりオプション取引について聞く機会は少ないかと思います。日本ではオプション取引というと日経225など指数連動型のオプションがほとんです。個別株ではオプションができる銘柄が少なく、取扱証券会社や取引量もほとんどないので実質個別株のオプション取引は不可能です。 米国では個別株のほとんどでオプション取引が可能となっています。ジム・クレイマーもその著書の中で個人投資家に対してもオプション取引を一つの武器として使えるようにと勧めており、オプション取引が浸透している様子が伺えます。 しかし、かつては個人投資家としてもヘッジファンドのマネージャーとしても、長年にわたってオプションを大体的に利用し、大きな成果を上げてきた。その経験を踏まえて、オプションは小さな元手を大きく増やすための素晴らしい武器だと確信するにいたったのだ。リスクに比べて大きいリターンが期待できる投資チャンスをとことん追求するする私にとっては、値下がりリスクを回避しながら現物株投資の何倍ものリターンを上げる可能性を提供してくれる、オプションの仕組みが気に入っている。また株価の下落に賭ける手段として、空売りにともなうショートスクイズを心配する必要がないという意味で、プットを好んで使ってきた。 ではオプション取引を行う際の諸条件がどのようなものになるのでしょうか? オプションの種類 権利の種類  オプションは定められた条件で原資産を売買する権利ということで、買う権利を「コール(call)」、売る権利「プット(put)」といいます。 ポジシ

PM/MOからの配当

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10/10と10/12にアルトリア(MO)とフィリップモリス(PM)からそれぞれ配当が入金されました。 MOは20株(単価$64.18)、PMは10株(単価$115.72)しか持っていません。それぞれ配当率は1.02%(*4=4.08%)、0.92%(*4=3.68%)となっています。 合わせて30万くらいしか買っていないので、増やしていきたいです。ただMOは20年平均のPE(14.6程度)に比べて現在20、PMは16.2に比べて23.9と割高感が出ていますのでちょっと手が出しづらいです。

米国株-購入候補の銘柄リスト(2017/10)

いろいろな情報源でウォッチしていても忘れそうなのでメモしておきます。 各種情報や買いたい度はもう少し定量的なデータから出せるようにして、メンテしていきたいと思います。 ティッカー 説明 買いたい度 ポジション 一言 BA ボーイング CAT キャタピラー DD デュポン DIS ディズニー GE GE HD ホームデポ MCD マクド MMM 3M NKE ナイキ UA アンダーアーマー AOS A.Oスミス 4 CVX シェブロン XOM エクソンモービル JNJ ジョンソン&ジョンソン KO コカ・コーラ MRK メルク PFE ファイザー PG プロテクターアンドギャンブル T AT&T 2 いつ買っても大丈夫そう VZ ベライゾン WMT ウォルマート PEP ペプシ ○ PM フィリップモリス ○ MO アルトリア RCL ロイヤルカリビアンクルーズ 3 PEは10平均に近い。不況に弱そう SWN サザンウェスタンエナジー APPL アップル MSFT マイクロソフト AMZN アマゾン 2 意外にニュートラル(株価営業キャッシュフロー比率は10年平均の23程度) GOOG グーグル CSCO シスコ TSM 台湾セミコンダクター VWOに含まれてる INFY インフォシス 3 H1Bビザ問題やCEO問題で割安感がある NVDA エヌビディア gpuの競争力は続きそうだけど、ゲーム/AI利用がどこまで広がるか? GS ゴールドマン・サックス JPM JPモルガン・チェース TRV トラベラーズ ○ UNH ユナイテッドヘルス 3 V ビザ 割高感(10年平均PEは24⇔現在は30程度)ある AXP アメックス

IB証券の運用レポート

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米国個別株に挑戦しようとして、国内証券会社ではやはりどうしても手数料が高いため、3ヶ月ほど前からインタラクティブブローカーズ証券(IB証券)を使用しています。 これまで使ってみたところの感想ですが、良い点としては 取引手数料がほとんど1ドル程度で済む トレードワークステーション難しいという評判ですが、スマホアプリはわかりやすい(?) 逆に悪い点というか自分にとって使いづらい点は 全般的にWebサイト遅い JPYで入金するとUSDへの変換が面倒、タイミングに悩む レポートが高機能(というか専門的)すぎてよくわからない という点があります。 レポートについては、ステートメント(運用報告書/明細書)がメインとなるのですが、 実際に月次のアクティビティステートメントを出力してみると中々難しいです。まず流動性資産価値(NAV)とは何でしょう?時価評価損益サマリーの値洗い評価損益とは何でしょうか?と一つ一つの項目の意味が素人にはわかりにくいです。IB証券は時々Webinar(Webのセミナー)とかやっているので、そこら辺は学べるのでしょうか? 日本でも証券会社のレポートはわかりにくいので結局ポートフォリオアプリの出番なのかもしれません。自分はPersonal Capitalというアメリカのアプリ(iPhone/Android/Webがあります)を入れています。 これはこれで見やすいのです。Personal Capitalについてはまた別記事を書こうと思います。今は、Interactive Brokersでもうちょいわかりやすいレポートを出せないかについて書きます。 PortofolioAnalyst ステートメント以外にIB証券にはPortofolioAnalystというセクションがあります。もともとは提携している銀行やクレカも含めてポートフォリオの分析ができるようです。ただ、このセクション自体もイマイチで、ブローカーの詳細に入っても損益とキャッシュバランスくらいしか確認できません。 ただ、右のレポートから取得できるPDFは結構わかりやすいです。 MTD(Month to date = 過去一ヶ月)/YTD(Year to date=過去1年)/Since In

運用成績とポートフォリオ(2017/09)

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こんにちは、Satoruです。 10月だいぶ過ぎてしまいましたが、9月の運用成績のまとめです。 2017年9月の運用成績 日本株投資 キャッシュを含めた日本株資産は¥3,847,018でした。 (内含み益、¥242,037 ※6.29%) RIZAP 株式分割がありました(1対2)が、それからまた少し上昇しました。ダブルバガーは達成しましたが今後まだ伸びそうなので売却したぶんをどっかで拾いたいです。NewsPickで「 RIZAP帝国の野望 」という連載があり非常に興味深かったです。モチベーションや自己承認欲求を今後もうまく引き出して成長できるストーリーがありそうでした。 チャームケア 最低単位しか買ってないですが、50%程度上昇しました。2500円台で売却して再度仕込めればよかったですが。 日本高度医療センター 人間の次はペットでしょ、と思ったけどもうちょい長いスパンが必要そうでだらだら持っていても仕方ないので損切り。 資金が少ないので銘柄が多くなると配分がいびつになってしまってますね。日本株だけで1000万程度使えるとよいのですが。 狙い/ウォッチしていく銘柄 メタップス スタートトゥデイ(成長力はまだ過小評価されてそう) インベスターズクラウド 三栄建設 エラン(ビジネスモデル的に横展開がしやすそう) インタースペース パーク24(ほしい、けど高い。。。) 京進(株価が収まれば) ユニバーサルエンターテイメント(カジノであてたい) 外国株投資 200万($18,174)ほど入金しました。USDベースで換算してるため、円安で評価が下がっています。 キャッシュで-$567の評価損です。早めにドル転しておけばよかったですね。銘柄ではRSX(ロシアETF)、TCHEHY(テンセント)、ROL(ロリンズ)あたりが好調でしたが、米国利上げによりVWOはマイナスとなってしまっています。

オプション取引とVIX(恐怖指数)の勉強

個別株に投資するようになって半年ほど立ちますが、もう少し投資のレベルアップをしたいと思い勉強したいこととして下記のようなことを考えています。 決算書をちゃんと読めるようになる、そして自分なりに企業分析した上で投資する。 オプションの仕組みを理解して、個別株を購入する際のリスク/リターンの向上に役立てる。例えば、高値圏にとどまっている購入対象の銘柄があった場合、この株価が現在100ドルであった場合に1ヶ月後の権利行使価格98ドルのプット(株式を98ドルで売却できる権利)を1枚売りを行うことで、そのプレミアム(オプションの価格)を手に入れることができます。(反対に98ドル以下になった場合でも98ドルで購入しなければならない) また、長期的に見ればボラティリティ売りはかなりの確率で高リターンを得られそう( VIXストラテジーバックテストXIV(2049)/VXX(1552) )なので、先物の売買を安心して行えるくらいの知識をみにつけたい 最後のボラティリティ指数の投資は完全に理解しないまま実はもう始めているので(汗)、オプションの理解が最近の課題です。とりあえずよさげな書籍があったので読み進めています。 オプションは単語が多くて実際に使ってないと感覚的に理解がしにくいので学んだことをブログに書いていきたいと思います。

VWOから配当(2017-09-25)

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VWOから配当が入ってました(20.88$)。ただ、権利落ち日前後でVWO買っていたためどこまでが対象になっているか分からず。。。40*0.522 = 20.88なので40単位なはずだけど9/20に20単位→50単位に買い増してるので40単位という日はないはずですが。。。 というか、VWO配当率高すぎますね。なんででしょう。